目標の修正、ドッグランから老犬介護ホームへ
越谷にドッグランを作りたい!と意気込んで始めたものの、現実的にはとても厳しいものでした。
たった1年で諦めるの?と言われそうですけど、そもそもあまり時間がかかってレックスが走れなくなったら意味がないんです。
自己中的な思考ですが、まずは自分の犬を幸せにすることが一番の目的ですから。
そんな1年を過ごしている間に、親が倒れて両親とも半介護、仕事もままならなくなるなどといろいろありまして、目標の軌道修正をしました。
わんわん事業部の目標が、ドッグランから老犬介護ホームに変わりました。
PDCAってやつです。一応、マーケティング会社の1事業部ですから。では、目標が変わった経緯をこちらでご説明します。
ドッグランは夢のまた夢。。。
わんわん事業部設立の経緯で、ドッグランを越谷に作りたいと目標を立てたことは少し説明しました。
ここは住宅街で、さらに市街化調整区域が多く、場所を探すことがとても困難でした。
行政にも問い合わせてみたりしたけど、今の方針は「犬より人」ということでした。
ドッグランが欲しいという陳情は、もう20年くらい前からずっとあるらしいです。でも、実現せず。
行政を動かすことはなかなか困難な上に時間もかかります。
一時的でもいいから、土手とか公園の一角を解放してくれるといいのにって、みんな言っているんですけど。
ドッグランをもう少し土地が安い郊外に作るというのは、「何かの時の避難所にしたい」という目的が果たせなくなります。
少し頑張ってでも歩いて犬を連れてこられるところに無いと意味がないのです。
そうかといって、小さな土地ではドッグランにならないし。。。
個人でこのような住宅街に広い土地を確保することは、膨大な費用がかかるので、今のおばあちゃんには無理だ。
これはこれで、時間をかけて継続的な働きかけをすることにしよう。
老犬の現実
ふと顧みると、レックスは4歳になるところでした。あと2年もすると走らなくなるかなあ。3年もしたら老化が始まるのかあ。
レックスのお知り合いには、たくさんの老犬がいます。みんな、飼い主さんが毎日お散歩に連れ出し、日向ぼっこして、幸せに暮らしています。だから、そういうものだと思っていました。
ところが、FacebookやTwitterで流れてくる情報では、10歳を超えた老犬が捨てられて、新しい飼い主さんを募集している情報が頻繁に流れてくるのです。
ここまで飼って捨てるの?
実際、飼い主が自分で保健所に持ち込むケースも後を絶たないとか。
そして老犬は引き取り手を探すことが難しいそうです。
終生飼育を助けよう
殺処分ゼロがうたわれて久しいけれど、全般的に見ていると、受け皿がパンク状態じゃないのかな。
いくら引き取っても次から次へと保護されてくる現実。
おばあちゃんは「蛇口を閉める」ことが必要だと思っています。
じゃあですね、目標を軌道修正して、いざという時は避難所にできる「老犬介護ホーム」を作ろう。
老犬になっても捨てさせない、終生飼育の実現。
おばあちゃんの場合は、レックスの面倒をちゃんと見てあげたくて会社を辞めちゃったけど、みんなそれができるわけじゃない。
だから、最後まで飼ってもらえるように、仕事に行っている時とか、夜とか、預かってあげて。人間でいう「デイサービス」みたいのやって、飼い主さんをサポートしてあげたらどうかな。
おうちに行って介護を手伝ってあげたりしたらどうかな。
どうしても長期で預けたい人は、せめて金銭面だけでもいいから最後まで「飼い主の責任」として飼って欲しいと思うのです。
手放さなければ、その分蛇口は閉まるはず。
老犬介護ホームを作るために
大切なことは、初心の「いざという時、犬の避難所にできる」を貫くことです。
そもそも、災害などがあった時に、犬を連れていかれないという事が問題なのですから。
ですから老犬介護ホームも、田舎の安い土地でというわけにはいきません。
しかし、自宅で少しずつとか、方法はあるはずです。
目標の軌道修正は、実は割と早くやったんですね。ですから春からお勉強を始めています。
法律の事や手続きの事も調べたりしています。
具体的な構想を作りつつあります。
一時的にドッグランを諦めることは残念ですが、コツコツと活動していれば道は開けるでしょう。
他の地域で成功した事例などを調べて、何か良い案は無いか、協力を得られるところは無いか探しています。
でも、今は新たな目標に向かって、まずは突き進みます。
レックスランドは、避難所になる老犬介護ホームを、越谷市の住宅街に作るためにがんばります。
おばあちゃんは勉強して「老犬介護士」になりました。もっと勉強したいと、今も修行中です。
まずは、わんわんの健康のことや、介護のことを豆知識で発信したり、飼い主さんの話し相手になることから始めて、夢の実現を目指していきます。
そしておばあちゃんは、夢に向かって第一歩を踏み出しました。