僕が1歳のお誕生日を迎えた後、大変なことが起こったんだ。
僕はちょっと鬱みたいになっちゃったの。
土曜日、いつもはおじいちゃんとおばあちゃんと一緒に朝のわんわん学校に行くんだけど。
その日はおじいちゃんが「腰が痛い」って動けなくなった。
おばあちゃんは一人で僕を連れて行ってくれた。
帰ってきたらおじいちゃんがいない。
おじいちゃんは、歩いて5分くらいの病院に30分もかけて歩いて行ったみたい。
検査したら椎間板ヘルニアっていう病気で、3週間くらい安静にしなさいって。
先生が、会社の対面もあるし、家では安静にできないから入院しますかって言ってくれたんだけど、おじいちゃんは嫌だっておうちに帰って来ちゃったんだって。
それを聞いておばあちゃんは考えた。
おうちに居たら安静にできないし。きっと動かないでテレビゲームばっかやるだろうし。お菓子もコーラも食い放題で飲み放題。太ったら余計に腰に悪い。
これじゃ良くならない。
おばあちゃん 「忙しいのに病人と犬の世話の両方はできないわよ! 犬は喋れないのよ。あんたは喋れるでしょ。犬とあんたとどっちが大事なの!?」
かなり究極な質問ですな。
おじいちゃん 「犬です」
おばあちゃん 「じゃあ、せっかく入院させてくれるんだから、病院に戻りなさい!」
それからおじいいちゃんは3週間入院しました。
おばあちゃんはまだこの時は、1時間30分くらいかかるところへお仕事に行っていた。
わんわん学校はお休みの日だけ連れて行ってくれていたの。
平日は朝5時に起きて、僕のお散歩して、6時に会社に行って、夜8時近くに帰ってくるの。
いつもはおじいちゃんが少し先に帰ってくるんだけど、入院しているから帰ってこない。
僕は、夜になるとおじいちゃんがいないので、とても寂しくなっちゃって。
おじいちゃんの座椅子でうつうつしてたの。
おばあちゃん 「うわー、レックスが大変だぁ」
おばあちゃんFacebookに投稿して海外のお友達にいろいろアドバイスもらったりして。
「レックスを暇にしちゃダメ!」 「新しいおもちゃ!」
でも、お仕事でいっぱいいっぱいで。
それでお仕事の調整をして、1週間に1回くらいとか、朝のお休みか午後のお休みを取ってくれた。
メグちゃんたちとわんわんプロレスをやったりした。
いっぱい遊ぶと、僕は元気になった。
そして少し我慢して。
こんなんなっちゃうとまたおばあちゃんがお仕事なんとかして、お友達がいる時間にお散歩に行ってくれた。
ある日、おばあちゃんがお出かけして、少ししたらおじいちゃんと一緒に帰ってきた。
わーいわーい!
おじいちゃんが帰ってきたよ~!
おじいちゃんがかえってきたんだよぉぉぉぉぉ~!
僕はしばらく、こんな感じでおじいちゃんから離れませんでした。
おばあちゃん 「まったく! レックスが鬱になっちゃったじゃないの! 健康には気をつけなさい!」
そうですよ、僕はおじいちゃんとおばあちゃんがいないと生きていかれないんですよ。
僕は1歳になっても、ますます甘えん坊になったのでした。
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