犬のフード、食べる量はどのくらいが良い?

ドッグフード給餌量 わんわん豆知識

最近、おばあちゃんは、犬の食事量や、栄養について良く聞かれるんだわん。

このところ、おばあちゃんは、ボクのお食事の為に、フードの成分表を見るのがほぼ趣味になって来てる(笑)

さて、おばあちゃんが言うにはね、わんのお食事は、一言では語れないんだって。

 

犬の食事で一番大事なのはバランス

あのねー、摂取カロリーとどっちが一番かなあ、って悩むけどね。
やっぱり、バランスが大事だね。
最近は、いろんなサプリメントが簡単に手に入っちゃうから。
サプリメントだって、気をつけないと偏ったミネラルの過剰摂取になっちゃう。
手作り食や、ダイエット~なんていってかさ増ししてる人も多いよね。
ドライかウェットでも捉え方が違うし。
だから、バランスを一番としました~。

ボクたち、犬の三大栄養素は、たんぱく質、脂質、炭水化物、なんだわん。
ミネラル、ビタミンを足して五大栄養素と言ったり、水を足して六大栄養素と言ったりしているところもあるね。
どれにしてもね、バランスよく摂取することが、ボクたちわんにとって大事なの。

タンパク質は多めにね、って言うけど、食べ過ぎると肝臓や腎臓に負担がかかるし。
少ないと筋肉が減ってきちゃうしね。
カルシウム取り過ぎとかさ、シュウ酸(ほうれん草、キャベツ、レタス、ブロッコリーとか)取り過ぎると結晶出ちゃったりするしね。
だから、バランス。まあね、バランスの事はまた今度。奥が深いのよん。

で、次は、やっぱりカロリーだね。
何故かと言うとね、ドッグフードをどのくらい食べさせたらいいの? って悩む飼い主さんが多いんだよ。
だってさ、フードのパッケージによって、書き方や、量が違ってるから。

 

犬の必要摂取カロリー

フードによって給餌目安量が違うのは当然、だって、カロリーが違うんだもん。
でもね、フードの量を考える時、重さを先に考えず、必要摂取カロリーを考えることが重要なんですわん。
これはね、同じ犬種、同じ体重でも、わんによって違うんだよ。
犬にはライフステージっていうのがあって、それによってプラスマイナスが必要。
さらに、ライフスタイルもある。運動量が多い子、少ない子でも違ってくるよね。

パッケージを見てみて!

ドッグフード給餌量犬種別

 

 

 

 

 

 

 

 

これはさ、犬種によって違うよって書いてあるよね。
ご丁寧に季節によっても違いますな。これは、季節によって代謝が変わるからなんだけど。

ドッグフード給餌量体重別

 

 

 

 

 

 

こっちは、単純に体重別だね。

じゃあ! ボクみたいな、ミックス犬はどうすんじゃい!

これはですね、あくまでも目安。
言っちゃ悪いが、パッケージの量はあまり当てにならないんだわん。
大事なのは、ボクに必要なカロリーがどのくらいかってこと。
それによって、量が違ってくるんだわん。

成犬用とか、7歳からのシニア用とかあるけどね、さらには●●犬用とかあるけどね、だからって表示を鵜呑みにしないのね。
この違いもまた今度なんだわん。

ちなみに、パッケージに書かれている体重は、本来あるべき体重なのです。
ここが大きな落とし穴なんだね。
デブちゃんが、デブ体重で今10kgあるからって10kgのところみて食べてるとね、デブのまま。
反対に、痩せた子はどんどん栄養が不足していくよ。

ボクたちわんは、毎日、エネルギーを補給するためにご飯を食べるのね。
1日辺りのエネルギー要求量をDERというんだけど。
これは安静時エネルギー要求量RERx係数で出すの。
係数とはライフステージによって変動させる量で、仔犬や、避妊去勢の有無、高齢犬などいくつかの項目に分かれているよ。

そんなこと言ったってさ、分かりにくいじゃない。
そこでだ、おばあちゃんは、自動計算してくれるところを見つけたんだ。

ここに、今の体重を入れて計算してみて。

それで、摂取カロリーの目安がわかったら、パッケージをみて、100gあたりのカロリーが書いてあるはずだから、カロリーから量(g)を計算するんだわん。
避妊・去勢していて、肥満傾向なの~、という場合は、どっちを選べばいいの?ということになるね。
肥満の御方は低い方を選んで、そこから始めましょうね。
すんごいおデブちゃんで、体重が落ちないようなら、少し減らさないとだね。
高齢犬は、目安としては7歳から。ただ、7歳でも運動量が変わらない子は、成犬で様子見でもいいかな。

ここで大事なのはね。
便の状態や体の変化を見て、量を調整していくことなのですわん。
その子向けわんわんカスタマイズが重要。
そしてもう一つ、このカロリーの中に、「おやつ」も入るってことも忘れずに。

最初にバランスが大事って言ったけどね。
太ってきたからフード減らして、あるいはかさ増ししてダイエット~、という前に、おやつをやめようね。

 

ドライフードとウェットフード

重さだけでは給餌量が適切ではない理由がもう一つあるんだわん。
それは、ドライフードかウェットフードかで、重さに含まれる栄養の量が変わって来るからなのね。

ドライフードはだいたい、8~14%くらいの水分。
ウェットフードは70~82%くらい水分が含まれている。

ウェットを食べている子は、今食べているフードの成分と、上の成分表と比較してみて。
成分含有量がドライよりもうんと少ないはずだよ。100gあたりのカロリーも低いはず。
それはね、水分も含めた表示だから。

だからね、ウェットは給餌量がドライよりも多くなるの。
両方食べている子は、ドライもウェットも、同じ「重さ」であげてると、栄養が足りなくなることがあるからね。
ただ、低カロリーにできるから、ちゃんとわかったうえで上手に使えば、ダイエットにはこれは意外と良かったりする。

ウェットフードで注意は、総合栄養食であること。
総合栄養食じゃないと、必要な栄養素が抜けていることや、たんぱく質(肉)だけ多かったりすることがあるので、これはトッピング程度で使用することですな。

おばあちゃんが、そんなことを知っているおかげで、ボクは最近、ちょっとおやつを減らされてるんだわん!

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