ボクは、今でこそ他のわんわんと楽しく遊んで、新しいお友達もいっぱい作っているけど。
最初はそんなんじゃなかったんだ。
わんわんを見るとね
「あそぼー!!!!!」って突進しちゃうから、うまくお友達になれなかった。
河原でみんなで遊んでいるの、知っていたんだけど。
ちゃんと遊べるようになったら行こうねって言われてたんだ。
ある日の朝、おじいちゃんが朝早くお散歩に河原へ連れて行ってくれたの。
そうしたら、ベルくんがボクをわんわん学校に誘ってくれて。
ボクは何だか楽しそうだなって思って、その日は見るだけで帰ってきたよ。
その話を聞いて、おばあちゃんが明日も行こうって。
丁度、5月の連休の始まりだったんだ。
翌朝、さっそうとわんわん学校に行って、ボクは「あそぼー!!!!!」ってみんなの中に入ろうとした。
そうしたらベルくんが、
「礼儀がなってないぞ!」って、がぶってやったんだ。
ボクはお耳から血が出ちゃった。
おばあちゃんがびっくりして。
でもメグ父ちゃんが、このまま帰ったらトラウマになるから、犬なりにして犬を見せておきなさいって。
その時、ボクはハーネスと、ちょっとゴムが入ったリードをしていたの。
そうしたらね、メグ父ちゃんが「こんなのしてたらダメだなあ」って。
ボクは引張が強くて、力も強くて、おばあちゃんたちがどうにもしきれなくて、何かの時に握ってボクを止められるがっちりしたハーネスと、引っ張られても手がいたくないゴムが少し入ったリードをしていた。
メグ父ちゃんがね、こんなの飼い主が楽してるだけなんだよって。
それでタケオ君のお母さんがボクをリードして、皆の周りを歩いてくれてたんだけど。
それを見たおばあちゃんがね、自分の時と全然違うって。
ボクはちゃんとタケオ君のお母さんについて歩いてて、びっくりしたんだって。
このままでは飼い主のせいでボクがバカ犬になっちゃう! って。
それでおばあちゃんは、その日のうちに首輪やリードを買い直して、また翌朝わんわん学校に行ったんだ。
メグ父ちゃん「あ~、これならいいんだよ」
それでボクは10ヶ月になるくらいのこの時、わんわん学校に入学したの。
メグ父ちゃん「犬と遊んでなかったら遊べるようにはならないよ」
そりゃそうだ。
ボクはわんわんルールもわんわん語もわんわん遊びも知らなかったから。
入学したらメグちゃんがずっと教えてくれたんだよ。
ボクは挨拶も、プレスごっこも、一緒におやつたべるのも、なんでもできるようになったんだよ。
それで毎日お友達と遊べるようになって、ボクは本当に良かった。
10ヶ月齢だと入学がちょっと遅かったけど、メグちゃんや他のお友達のおかげでボクはたくさんお友達ができるようになりました。
そうして僕はわんわん学校で少し出世して、去年までは入学してきたわんわんの教育係をやってたんだよ。
こんな感じ。
2014年5月にボクはめでたくわんわん学校に入学したお話なのでした。
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