ボクは3日前に、物凄く怖い体験をしたの。
それ以来、ボクはお外が怖くなっちゃった。
お外に出るとお空を見て、やっぱりお空が何か怖くておうちに帰ってしまう。
だから、お庭までしか出ない。お庭でオシッコしたらおうちに帰る。
おばあちゃんが、ウンチくんは?って言うけど、ボクはどこにも行きたくないの。だからウンチしないで我慢するの。
それで、おばあちゃんが、これじゃあ病気になっちゃうからって、僕を何度もお外に連れて行くんだ。
でも、ボク行かないもん! 全身で拒否!
1時間くらいお庭にいて、おうちに帰るの繰り返し。
ボクはご飯を食べて、寝て、おやつ食べて、寝て。お水飲んで、寝て。まるでニートなわんわん状態。
わんわん学校も無断欠席。おばあちゃんが、登校拒否児だなあって言うんだよ。
昨日の夕方、全然ウンチしていないから、おばあちゃんにまたお外に連れ出された。
僕は全身で 「拒否」!
おばあちゃん 「ウンチくん、どうすんの! いつまでニートしてんのよ!」
ボクは夜、おじいちゃんが「お散歩いくか」って言うので、一緒に行ったよ。
近くを少しお散歩したよ。ウンチくん、したかったんだ~。
おばあちゃん 「もー!!!なんで私じゃダメなのよ!」
おばあちゃんが、いじけてしまった。おもしろい。
おばあちゃんは、どうしてもボクをニート生活から脱出させたくて、また前のようにお散歩を楽しんで欲しいって。
ゆっくりと、ボクが行きたくなるまで、外で待つ作戦に出た。
ボクは、お空を見ては、ちょっと歩き、ずっと立ち止まりお空を見て、すんごい時間をかけていつもの道を歩いた。
途中でどうしても行きたくなくなって立往生した。そうしたらラジオ体操に来ているフジコちゃん(柴犬)のお父さんが、「雷は怖いよなあ」って、いつものようにおやつをくれた。
ボクは嬉しくなってまた歩き出した。
何度も止まっては励まされ、歩いて、を繰り返し、ボクは久しぶりにわんわん学校に登校した。
みんなが、「あ~、レックス来れたんだね~、よかったね~」って言ってくれたよ。
メグちゃん と 桃華ちゃん と アポちゃんが、ボクとおばあちゃんのところに「大丈夫?」って来てくれた。
おばあちゃんは、ボクのお友達がいっぱい気を遣ってくれているのを見て、涙が出ちゃったよ。
ボクは土手ではまだ落ち着いて遊べなかったけど。もうちょっと頑張らないとだね。
でも、みんなのおかげで今朝はとても楽しかったです。
メグちゃん、桃華ちゃん、アポちゃん、ボクのところに「大丈夫?」って来て心配してくれてありがとう。
みんなのお父さんお母さんも、「良かったね~」って言ってくれて、ありがとう。
今日、夕方は、一人で土手に行かれるか、ボク頑張ってみるよ。
お外が怖くなくなるように、おばあちゃんも気長に頑張るんだって。
みなしゃん、本当に心配してくれてありがとうわんわんです。
おばあちゃん 「も~。みなさんにお世話になってばっかりで。ほんとにレックスはお坊ちゃまなんだから!」
なんだよ! ボクはボクなりに頑張ってるんだよお!!!
おばあちゃん 「嘘だね! あんた、人みて態度変わるじゃないの。私はあんたのおさんどんじゃないわよ!」
やば!すねてるよ。ボクがおじいちゃんとお散歩行ったから。
おばあちゃんともちゃんとお散歩に行かないと、今後の生活に支障がでるぞ。
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